7/11/2013

同僚の自殺2

 その後、その先生は病休を取ったのですが、生徒たちが2年生になってからだったと思います。

 彼女が病休を取って何ヶ月かした頃、夜7時すぎに学校に1本の電話。
その彼女からの電話だったのですが、まず教頭さんが応対したのですが同学年ということで私が話すようお願いされました。
久しぶりに話したのですが、その時彼女が話した内容はいまでも記憶しています。
「◯ ◯先生、こんなことを言ったら私の頭がおかしくなったと思われるかもしれませんが、夜中に自分のアパートの部屋の呼び鈴を誰かが押すんです。足音は確かにするのですが、外には誰も居ないのです。そんなことが続いていたんです。」

 それから数ヶ月後、ずいぶん明るくなってもうすぐ復帰できると周囲が思っていた矢先、彼女は実家で首を吊って自殺。
何が直接のきっかけとなったか全くわかりませんでしたし、遺書もなかったらしいので発作的に行為に及んでしまったのではないか・・・ということでした。

 学校に自殺の一報が入って緊急の打ち合わせ。
我々はもちろんですが、亡くなった先生の実家まで遊びに行っていた先生方は特にショックが大きく呆然としていました。ちょうどその1週間ほど前に会いに行って、そろそろ復帰できると確信していたらしいのです。彼女自身も復帰を口にしていたようですので、尚更受け入れ難い事実だったでしょう。

概略等校長から話があった後、生徒にどのように伝えるか校長から説明と指示がありました。
全校放送で生徒に伝える死因は「病死」、「自殺」は子供たちの動揺が激しいだろうという配慮。

打ち合わせ終了後に校長が彼女の死と死因について全校放送。
放送後に男女を問わず泣き出す子供たちが多かったのですが、中には「俺のせいだ」と言いながら泣きじゃくっていた男子もいたようです。

葬儀の日は土曜日(当時は土曜日の授業あり)だったのですが、職員の1/3が休暇、授業終了後に一切の活動を停止して残りの職員が葬儀場に駆けつけ、火葬前に全職員が顔を見ることができたそうです。

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ここまでがおよその流れとなります。

考察とか問題点その他諸々は明日書きます、本当に明日。


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