1/31/2011

[教員の精神疾患による休職、10年で2.4倍]

fonteさん(以前は「不登校新聞」とい名称だったらしいです)というサイトに記事を見つけたので感想を・・・

 http://www.futoko.org/news/page0115-1147.html

たしかに精神的に追い詰められる現場であり、私の同僚であった新採用2年目の女性は自ら命を絶ってしまったという、切なく苦い思い出もある。

今は多様な価値観を持った(簡単に言えば非常識)な保護者も多く、対応に苦慮しているのも現実だろうし、その多様な価値観(非常識)を持った親達の影響を少なからず受けた子どもたちを相手にしている。

その他、地域差はかなりあるようだが、職場の人間関係なども大きな影響があるかもしれない。
学校の先生、知的労働者と思われがちだが実は肉体労働者。体力勝負、気力勝負になることがほとんどである。40代、50代になると体力的にも子どもたちの活動についていけなくなる上、職責は確かに重くなる。

精神的にも肉体的にもタフじゃないとやっていけない仕事であるのは確か。

しかし、その反面「ちょっと甘え過ぎではないのか?」と思えるほど精神疾患を理由に簡単に病休を繰り返す教諭もいる。
そんなにしんどいんだったらヤメればいいのに!と言いたくなるのは私だけではないだろう。
外科的な手術を要する疾病だったり、怪我の場合には治癒して元気に職場復帰を果たして欲しいし、本人たちもそう願っていると思う。でも精神疾患は自己申告とそれに伴う医師の診断書となり、自己申告の部分が極めて周囲にわかりにくい。
学級経営がうまくいかないとか、保護者との関係がうまくいかないとか、ほとんどがその種の理由になっているらしい。
もっと精神的に強くなれないものだろうか?受け持たれた子どもたちがかわいそうだ。

それともう一つ、休職中でも給与は保証される。全額とまでは行かないだろうが給与をもらうことができるはず。極めて穿った見方だけど、仕事を休んで給与をもらい、嫌なことから逃避することができる。
実際に病休届けを出し、生徒がいない夏休みだけ出勤して2学期からまた病休という教師もいるらしい。

もうこうなってくると、「あなたは何のために先生になったの?」と文句の一つも言いたくなる。

50過ぎて、退職間近になっても中学生に慕われている先生だって沢山いる。その先生方も順風満帆の教員生活ではなかったはず。
そうやって苦難を幾度も乗り越えて初めていい先生になれるのではないのか?

0 件のコメント:

コメントを投稿