1/19/2011

不登校ー番外編

 色々なケースを書いてきましたが、それらに当てはまらないケースもあります。

たとえば、ある分野においてその子の能力や知識が飛び抜けている場合や精神的に大人になりすぎている場合です。

それだけの能力や知識があると、当然同級生と話が合わず、同級生が子供っぽく見えてくるようになります。本人の協調性が強ければ、話が合う分野について無理にでも話を合わせていくのでしょうが、それができないとなると当然クラスの中で孤立してしまうわけです。

通常は孤立することがいじめに繋がったりすることが少なからずあるのですが、能力知識面で飛び抜けているため、「孤高の人」となってしまいます。
クラスの中に話の合う友だちが一人でもいれば違ってくるのでしょうが、なかなかそれも困難。友だちがダメなら担任の先生が話を合わせてくれればいいのですが、ヘタをすると大人顔負けの知識を持っているので専門の先生以外は話にならないでしょう。

となれば、学校に行っても楽しいことは何一つないはず。それに担任の先生への不満が重なれば「もう行かなくてもいい」となってしまいます。

こういうタイプの子を担任したことはないのですが、やはり無理に追い詰めるのは禁物だと思います。
基本的には「放置して自己判断に委ねる」のがベターな方法なのかもしれません。
頭のいい子だけに、放置されることで「これはマズイかもしれないぞ」自分で考えるようになり、「そろそろ行ってみるか」となればいいのではないかと思われます。ただ、登校しないにせよ、休むことへの何らかのペナルティーは必要だと考えます。

クラスがかわったり、担任の先生がかわったり、進級や進学することで不登校が嘘のように解消されるケースかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿