1/21/2011

モンスターペアレントについて

 テレビでドラマにもなるような「モンスターペアレント」
でも彼らは本当にモンスターなのでしょうか?

「モンスターペアレント」という認識は、あくまで学校側から見たものであり、保護者に対する非常に反感を持った感情的な言葉です。

学校は本当に適切な指導をし、生徒あるいは保護者との信頼関係を築いて入るのでしょうか?

私の経験から言えば、「モンスターペアレント」と呼ばれる保護者のほとんどは、学校あるいは教師に対して強い不信感を持っている人達です。
不信感を持つには当然理由があります。
子供たちに対して行った指導に何らかの不満を持っており、それが蓄積されています。
実際にクレームを言って来る保護者の方と話してみると、教師の至らぬ指導が原因であることが多いのです。
学校側は、苦情を言って来る保護者を「モンスターペアレント」と決め付ける前に、自分達が本当に適切な指導をし、ラポートを築いているか確認すべきです。

また、保護者は子どもたちが言っていることを鵜呑みにしないことが大切で、客観的な事実をもっと調べるべきなのです。
人間は自分に都合の悪いことは話したがりません。それを十二分に踏まえ、客観的な事実を調べた上でスジの通ったクレームを言うべきです。
子どもの言うことを鵜呑みにして、すぐに文句を言えばいいと考えている馬鹿な親が多いのも現状です。気持ちは分からないでもないが、結果的に親自身が恥をかくことになります。

本当のモンスターペアレントというのは、「金銭を要求」したり ( これはほとんどありません) 、「相手を攻撃することに快感を得る」類の人間です。学校に対する不平不満の塊のような方もいます。

4 件のコメント:

  1. Anonymous22/1/11 10:01

    勿論、全ての例でペアレント側に問題があるとは思いませんが、教育の現場は酷い事になっています。

    金銭を要求してくれれば恐喝として警察が動けますからまだ性質が良いんです。

    恐喝などに問われない方法を選んでスジの通らないクレームを付けるのが、モンスターペアレント、モンスターペイシェントの本質です。

    今回の報道は、色々手を尽くして客観的な事実を調べてもどうしようもなく、結局は教師側が裁判に訴えるという手段を選ばざるを得なかったのでしょう。今までこういった訴訟が無かったこと自体が不思議ではありませんか?

    一方で、何でも裁判の場で解決という嫌な世の中に向かいつつある原因の一つは、弁護士の就職難が関係しているのではないかと思われます。

    国は弁護士過疎地対策として「法テラス」という仕組みを作りましたが、訴訟の薦めの窓口になっているようで残念です。

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  2. 仰る通りですね。

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  3. Sammyさん、有難うございます。

    私も教師時代に保護者から苦情があると思わずムッとしたもんです(^^;;
    自分のやり方はあくまで方法一つであり、もっと他のやり方や意見を認めようとする寛容さがなかったように感じます。
    苦情を言って来る保護者の方、言ってきた当初は”グレムリン”でも、よくよく話を聞いて相手の主張にも利があることを認めると、帰り際には”ギズモ”に変身しています。

    子どもたちをすこやかに成長させたいという願いは誰しも同じ、だから共有できる部分は絶対あるはずです。

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  4. 匿名さんへ
    返信が遅れて申し訳ありません。自動でスパム処理していたようなので気づきませんでした。
    記載されている件、埼玉の小学校の女性教諭の一件ですよね?

    その件として書かせていただきますが、朝日新聞社の記事とJCASTニュースさんの記事を読んでみました。
    朝日の記事は先生についての記事が少ないため、先生擁護の印象を受けますが、JCASTニュースさんではこうなる前に学校も対処方法があったのではないかと・・・。
    この保護者は、今回の担任以前にも同様のクレーマーであったのでしょうか?それともこの女性教諭に対してが初めてのクレームだったのでしょうか?
    それに経験年数がある女性教諭も本当に子どもたちをよく観察しており、適切な指導や支援など行っていた先生なのかもよくわかりません。

    クラスの子どもたちが最もよく知っているように思いますが、お互いの言い分のみで客観的な事実が不透明です。
    学校の上司もここに至る前に何も情報を得ていなかったのでしょうか?全く対処していなかったのでしょうか?

    ただひとつだけ言えること、ここまで異常な事態になると子どもの存在が全く無視されているように感じます。

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