1/28/2011

学校における個人の扱い方

昨日期末テストの思い出を書きましたが、教育情報ポータルサイトeduon さんに下記の記事が掲載されていたので読んでみました。

期末テストで生活態度が悪い生徒名を書かせる出題 青森市立三内中学校の女性教諭


http://eduon.jp/news/problems/20110118-001484.html

テスト問題として個人名を書かせるのはやはり問題です。
ただ、ある種目などにおいて最も優れている友だちは誰?ということであれば、もしかしたら容認されていたかもしれないですが、それは考査問題としてではなく授業中の自己評価と友だち評価という形でやるべきでしょうね。ちょっと軽率だと思います。

クラスで実施するとすれば
「クラスの中で黙々と清掃活動をしている人は誰ですか?」
「チャイムが鳴っても着席しないことがある友だちはだれですか?」
という調査をしたことがありますが、それは「ゲスフーテスト」(@ウィキさんのサイト参照)と呼ばれ、学級活動や昔なら学級指導の時間に実施しました。

その結果は個人面談等で活用し、公表はしないことが原則です。子どもたち同士のマイナス面の評価が高い場合には、やはり担任の先生や各教科担当の先生から情報を収集したり、自分の目で確認する必要があります。

ただしこのテスト、捉え方によっては「チクリ」となるので扱いは要注意です。

その他、実際に近隣の方から苦情があったのは、校内放送で名指しで生徒を呼び出すべきではない、やはり不愉快な印象を受ける、ということでした。
「3年4組の〇〇、すぐに職員室に来い!」なんていう放送が校庭にも流れたら、やはり聞いている第三者の方は不愉快極まりないでしょう。

そういう苦情があって、校内放送で個人名は極力流さないように配慮した記憶があります。

ほんの少しの心配りが必要なだけなのですが、意外にも学校の先生はその点疎い面があります。

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