実務上は家庭への連絡(電話・訪問)が増えるということになりますが、すべて自分だけで背負い込んでしまうという精神的な負担も大きい物があります。
こんな所に書くのもなんですが、一番多い時、クラスに2人の不登校生徒を抱えていた時がありました。
- 一人は小学校時代からの不満が爆発して友人ともめてそのまま不登校、ただ部活だけは来ていたという男子、ちなみに部活顧問は私
- もう一人は飛行(非行)タイプ女子・・・「先生わりぃ〜、心配すんな」と言いつつ家出、自由飛行。何故かたまに私に電話を入れるアホ娘
二人共卒業式で呼名しても返事がありませんでした(^_^;)
私の場合、幸運にも親御さんや生徒たちと意思の疎通がとれていた分、非常に救われた部分もあるのですが、でも教室の机が2つも主役が座っていないとやはり寂しいもんです。
不登校の生徒がいると、朝迎えに行ったりして若干通勤に支障をきたし、自分のクラスの他の保護者から「来ている子もちゃんとみてください」とご尤もなお叱りを受けたりします。
そんな時に助かるのが学年のバックアップ体制。
当時は朝の学活に副担の先生にいってもらう程度でしたが助かりました!
でも実際今の現場でバックアップ体制は充実しているのでしょうか?
意外と担任任せで学年で本気になって不登校に取り組む学校は少ないかもしれません。
学校によっては生徒指導部会で話し合い、校長自ら家庭訪問したりしているとこもあるらしいですが、殆どの学校は担任任せが実態ではないでしょうか?
ベテラン教師なら様々対処できると思いますが、新採用やかなり若い先生には手に負えず、様々なトラブルが発生するかもしれません。
やはり不登校、勿論いじめなどもそうですが、校内に専門チームが必要だと感じます。スクールカウンセラーも配置されていますが、彼らも含めた実効性のある専門組織が求められると思います。
不登校の場合、無理に登校刺激を与えると間違いなく逆効果になるケースもありますし、その判断を下すのは複数の教員の経験と知識。
子どもたちを無理に登校させてよしとするのではなく、不登校を保護者がどう受け入れるか、そちらの方が解決法としては効果があると思います。
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