6/30/2013

昔の愛読書(^^)

実はこれ、昔の参考書でした。
その名も「ザ・中学教師 親を粉砕するやりかた」編
初版は1989年、第五刷が1991年となっておりますので、かれこれ22年前の書籍です。

簡単に中身をご紹介すると

  1. 親との戦いはいつも泥沼
  2. 親が子供を偏差値地獄に突き落とす
  3. プロ教師の実践的子育て術
  4. 親の愛情が子供をむしばむ哀しい時代
  5. 戦後民主主義の末路
小項目は更に具体的かつ過激な内容。

  •  書き初め破かれた事件で思い知った溺愛ママの独善性の破壊力
  • 子供のできの悪さを教師のせいにして母親は今日も職員室に怒鳴りこむ
  • 子どもを努力地獄に追い込んだ母親の強迫神経的点数至上主義
  • 学校は子どもを平等に扱う場所 無能な親の面倒をみるところじゃない
  • 偏差値34の子供に高校は無理!親の願いを諦めさせる因果な商売
  • 「やればできる」信仰にすがりつく親と「やってもできない」子どもの現実
  • 親の好みを子供に押し付ける私立中学校受験の理屈
  • 溺愛と盲愛の10年の果てに息子は母親に殴りかかった
  • 問題生徒の母親が必ず口にする「だって家ではいい子なんです」の大嘘
  • 集団登校のトラブルから始まった親VS親の「仁義なき戦い」の結末
  • 不純異性交遊の裏側にある家庭の事情と親の無力
  • クラスに君臨するいじめ独裁者は母親の期待を一心に背負っていた
  • 子持ちの男と同棲した母親の 娘に媚びるしかない地獄の日々
などです。タイトルを見ただけでストーリーが自分でも書けそうなほどです。

 今はモンスターペアレントという別称(蔑称)がありますが、昔からクレーマーはいらっしゃいました。
そういう親御さんたちの実態やら具体的な生徒指導事例が書かれている本でもあります。

 この書籍の内容を見て感じるのは「昔も今も何も変わっていない」ということでしょうか。
ポケベルとか積木くずしとか偏差値という単語が時代を感じさせますが、ポケベルが携帯、スマホに変わり、偏差値が表面化しなくなっただけのような気がします。

 本質的には子どもも大人も昔と何ら変わっていないと思うのです。変わったのはおそらく情報収集伝達手段とその量のみ。

 20年以上前、いやそれ以上前からですが、日本の教育は荒んでおります。
それに輪をかけて臨教審とか中教審、金儲けしか頭にない政治屋さんたちが脱偏差値教育、ゆとり教育、等々の対症的かつ永続性のない施策を行ったためにさらにボロボロになったわけです。彼らが行ったのは上辺だけの改革であり、根底にある学力偏向主義は何も変わっていない、だから何をやっても長続きせず同じ事の繰り返しになるわけです。

 そもそも日本には武家社会から伝わる立派な教育方針があったはずです。
その日本の素晴らしい教育指針を無視して「西洋かぶれ」したため、本来受け継がれるべき日本人の誇り、魂、伝統などの精神文化が蔑ろにされてしまったのです。

 すぐ傍に良妻賢母と言える女性がいるのに、外のきらびやかな衣装を身につけた中身があるかないかわからない女性にうつつを抜かしているようなものではありませんか!
だから、そのツケは非常に大きいのです。失ってしまったものが大きいのです。
今やるべきは生涯添い遂げるべき女性に誠意を尽くしてひたすら愛すること、それのみ。

日本の教育を今確立しなかったら、この国は2011年を皮切りに完全崩壊に突き進むように思いますが、みなさんいかがでしょうか?

ーーーーーーーーーーーーー
この書籍以外にも 
ザ・中学教師 「ふしぎの国の中学校」に生息するセンセイたちのありのまま
という書籍がありました。

ま〜、つまり親も親だけどセンセイもセンセイなんです。
みんなで堕落の一途をたどり、お互い避難しあって責任転嫁という程度のものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿