6/26/2013

いじめ防止法

「いじめ防止法成立 「意識高まる」一方、「教師の負担増」」:イザ! http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/664142/

いじめ防止法が成立、学校に通報義務…今秋施行(読売新聞) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-00000476-yom-pol


 結論から申し上げると「極端に効果は上がらない」だろう。

 いじめはある日突然始まるわけではない。必ずその前段階があり、その段階を経て徐々にエスカレートしていくのである。
そのいじめに至るまでの段階を、クラスや同じ部活動の子どもたちの数名以上が必ず目撃している。

その前段階で適切な指導と処置を講じない限り、いじめは減らない。

 前段階においては教師の観察力、洞察力、直接的な指導力が問われる。つまりいじめを減らすには、教師として卓越した眼と耳と持ち、生徒と保護者からの信頼に足る指導力のある教師の育成が最も肝要であるということだ。
それを差し置いていくら法整備したとしても、結局は事後処理に過ぎず、被害者となる子供たちがあとを絶たないだろう。法整備しても、生徒の死後に謝罪会見で「いじめだとは認識していなかった」「本人が否定したのでいじめが原因で自殺とは思えない」等の発言が今後もなくならないだろう。

まず教育現場としては、教師としての磨きぬかれた鋭敏な感覚と指導力の育成が急務なのである。

 もちろんこれだけでいじめがなくなるとは思えないが、指導力のある教師が多い学校は教師と生徒の信頼関係が築かれていることが多く、いじめ等の情報が教師の耳に入りやすく初期段階で対応できることがほとんどである。そういう学校の雰囲気があるだけでいじめや非行が激減するものである。

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