6/28/2013

視点を変えて〜オランダの教育

すでにご覧になった方も多いかもしれませんが、まずは動画をご覧ください。



チャイムなし、時間割なし(自分で時間割を組む)学校は数は少ないですが日本にもあります。

でも学区なし、教育方針も各学校に一任、授業料は全て無料、これはすごいですね。
子どもたちが最も喜びそうなのが、テストなし、宿題なし。
そしてクラスは同年齢のこどもたちの集団ではなく、日本でいう複式。

学びの基本は学校、授業がすべて。

今の日本の現状からは考えられない教育システムです。

日本は学力がすべてであり、最終的に受験のための教育システム。
だからさらに高い学力を求めて塾に通う。
でもその学力はいい大学に入り、少しでも就職を有利にするためのもの。
日本の教育は競争に勝つための手段。

では、日本ではそのエリートと称される優秀な人々が成熟した人間であり、その能力の高さを生かして社会的責任を十分果たしているのだろうか?と考えると、懐疑的にならざるをえない。
特に震災後はエリート企業や官僚、政治家の人間性の欠如があらわとなり、日本という国はこの程度の国だったのかと失望するばかりである。

やはり時間をかけて日本の教育システム、教育機関のあり方について、根本的に見直さなければならない事も多いと思う。ただしそれは単なる外国の模倣ではなく、日本の伝統的な文化や精神を礎としたものであるべき。

オランダの学校の動画で気になるのは影の部分。
上の動画が世界最先端の光の当たる部分だとすれば、必ず影の部分もあるはず。
その影の部分にどのように対応しているか、その辺が興味深い所。
一部の素晴らしい学校を取材して放送するなら、日本にも世界に誇れる学校はありますから・・・。教育と福祉に関しては、やはりトータルで評価しないとダメだと思うのです。

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