2/06/2011

学校の管理職(教頭)

前回校長について書きましたが、今回は教頭について・・・

毎年3月末になると教員の人事異動が発表になりますが、新任の教頭欄をみて愕然とすることがありました。
同僚教師からも「あのバカが教頭になるようじゃ学校はおしまいだ」とか「どれほど商品券を積んだんだ?」との声が上がっていました。同じヒラ教諭で仕事をしていればその人となりはわかりますので、いかに指導力の無い人間が管理職に就いているかということです。(勿論教頭職として適正な人も多く適任と思われる同僚もかなりいました)

今は商品券云々はない(たぶん)とは思いますが、教頭として不適正な人間が多くなってきているようです。
教頭職はあくまで校長の補佐なのですが、事務処理が非常に多くなりますし、実務上学校は教頭を中心に動いていると言っても過言ではありません。しかし最近では事務処理がずさんな教頭も多く、管理職として降格すべき人間も多いのではないかと感じています。

たとえば

  • 外部から受理した書類をずっと自分で保管し、担当教諭に書類を渡さなかった。(当然会議の出席依頼も知らないため外部からクレームの電話が入ります)
  • 通知表を下書きを期限よりかなり早く提出したのに、確認作業を全く行っていない。
  • 朝から携帯を手放さず、いつも何かを打ち込んでいる。
  • 校長不在時、問題が起きても適切な指示を教諭に与えることができない。常に校長の指示待ち人間。
  • 書類の提出期限を守れない。
など、これも現場の教員からアンケートをとったらすごいことになりそうな状況です。

こういう方々が将来校長になられるわけですから、あとは推して知るべし、ということですよね。

しかし、一日も早く校長になってほしいと思うようないい教頭にも出会ったことが何度かあります。
全校生徒名簿に生徒の身体的に配慮すべきことや問題行動などを記録し、名前を挙げればすぐに生徒の顔と名前、過去の履歴がわかる教頭。問題行動への対処について指導を請うとその場で最も適切な指導方針が即答で返ってくる教頭。学校としての指導方針を守れない教師に対しては厳しい態度で臨むことができる教頭。事務処理が完璧で、学校の運営について早めに対処できる教頭。

やはり優れていると思われた教頭は教育熱心で何より子どもたちのことが大好きであり、学級経営も緻密で、生徒指導に秀でている方が多いと思います。

ある校長先生は、教頭時代に常に胸のポケットに辞表を入れていたそうです。暴君であった校長とやり合っていつでも辞表を出す覚悟をしていたそうです。
彼はいい校長先生になりましたよ。
これからはそこまで腹の据わった教頭は現れないかもしれません!

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