2/02/2013

先生に殴られた思い出

 体罰の件、あまり口を挟まないようにしていたのですが・・・・・
まぁ、自分も現役時代は殴った経験もありましたし(^_^;)

 子供の頃、教師に殴られた記憶で最も鮮明に記憶しているのが1つ。

卒業式の練習をしていた時、6年生が一人ずつ一文を担当し、それを全員で繋げるというのがあったのですが(今もやっているのかな?)、ある男子がとても訛っていたのです。
それがおかしくてクラスの7〜8名が式の練習中に吹き出してしまったのです。
担任のK先生は、「訛りは仕方ないことだ。卒業生の最後の晴れ舞台、笑ったりしてはいかん!」と口頭で注意。

しかし卒業式当日、指導されたにもかかわらず私を含めた数名がやはり吹き出してしまったのです。必死に堪えていた友達もいたのですが、4名ほど連鎖して吹き出してしまった。
さすがに「これはとんでもないことをしてしまった。」と教室に戻ってからの事を考え、観念しました。

教室に戻ると、担任のK先生は当然のことながら烈火のごとく怒った。
「式で笑ったもの前へ出てこい!」
観念して前へ出て行くと、一人ずつビンタを喰らったのです。
K先生は
「あれほど注意したのになぜ吹き出したんだ。卒業生に対して申し訳ないと思わないのか?一生に一度の卒業式なんだぞ!」
と怒鳴り声を上げ、吹き出した生徒を一人ずつビンタしたわけです。

殴られた痛みよりその時の先生の顔が今でも印象に残っているのですが、涙目だったように記憶しています。
門出を祝うべき卒業式で、卒業生に嫌な思いをさせて送り出してしまった、K先生にとってはそれが許せなかったのでしょう。

彼はいい先生でした。クラスで多少浮いている子にも笑顔で声をかけ笑わせたり、何事もなければとにかく明るく優しい教師。でも前述のように「人として許せないこと」があると、まるで別な人間になったように叱る。
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これも学校教育法で禁止されている体罰。
何も事情をしらない第三者が現場に居合わせたら大騒ぎになるだろうが、もしもその第三者が制止に入ったとしても、怒られている私達が「余計なことはしないで下さい」と逆に割って入った相手に言い返すかもしれませんね。

表面的な行為にまさるというか、行為を打ち消すようなもっと深い情というものがあったりするわけです。物事、杓子定規で解決できることばかりではないのです。
行為とすれば同じ行為である体罰、しかし現在取り沙汰されている体罰と上記のように本気で叱る行為を一緒にはできないと思いますね。
勿論体罰を肯定するわけではありません。でも・・・・という部分が昔はあったのです。

体罰については少しずつ書いていこうと思います。

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