9/13/2012

変質者被害が多くなる季節

まだまだ残暑が厳しいですが、朝夕は随分と秋めいてきた感じがします。

実は春と秋、児童生徒の変質者の被害が多くなります。
中学生の場合、新人戦が近いということもあり、部活動は7時近くまで実施していますので帰る時間帯は相当暗くなっています。

【露出による被害】
実際に起きた(指導で経験した)ケースは、明るい時間帯に起きた「露出」。
これは人通りが少ない通学路で、女子生徒が単独で帰宅する場合がほとんど。
車両内から「道を教えて」と声をかけ、女子生徒が近寄ると露出させてそのまま立ち去るというパターン。
生徒が車両のナンバーを覚えていることも多く、警察でも情報はかなり持っているように思います。
実際に被害にあった女子生徒は、警察署で数枚の顔写真を見せられたそうですが、いわゆる「面通し」ですね。

【車両に連れ込む被害】
最も怖いのがこのケース。
実際にあったケースとしては、部活終了後の生徒を車で尾行し、人気の少ない場所で腕を掴んで車に引きずり込もうとしたケース。
狭い道であったため、生徒が車両と反対方向に走り、学校に戻ってきたことがあった。
実はこの犯人、学校の敷地内に車両を停めて生徒を物色していたことが後に判明した。

中学生になると体力もあるため、相手を振り切ったりすることができるし、上のケースでは「車両の進行方向とは逆に逃げた」ことが大事に至らなかった理由だと思います。

しかし、もしも小学生の低学年の子供たちに同様のことが起こったら、うまく振り切って逃げることはできるでしょうか?
小学校低学年の場合には、日中であっても人気の少ない場所を一人で下校させるにはリスクが高いと思います。
友達と別れて一人になる、犯罪者はそういう子供たちを狙っています。

連れ込みの口実として子供(小中学生)たちが騙されやすいのは
「家族が事故で病院に運ばれたので、連れて行ってあげるから車に乗って」かもしれません。子供たちを精神的不安に陥れ、冷静に判断する余地を失う可能性が高いからです。

学校の指導は勿論のこと、各家庭においても被害例を話したり、どのように対処したら良いのか話し合う時間は必要だと思います。
その話し合いは、子供たちが被害に遭いそうになった時に思い出す可能性が非常に高いのです。

【参考リンク】
子供たちへの不審者による「声かけ」や「連れ去り」を防ぐ
http://allabout.co.jp/gm/gc/3642/


リポート:【今週のハイライト】凶悪犯罪から子どもを守れ!


http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/report/50/index.html

子どもを守る施策
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h17/hakusho/h17/html/G3040400.html

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