11/29/2013

指導者論について

素晴らしい記事あったのでご紹介。

目からウロコの…〈スポーツ指導者〉論

http://www.janjanblog.com/archives/102964

【転載開始】
「中高の公教育でのすぐれたスポーツ指導者とは、どれだけ〈バスケ好き〉〈柔道好き〉の子どもたちを育てられたかではないだろうか」
 彼によれば、「すぐれたスポーツ指導者」とは、県大会優勝とか全国大会優勝などという順位ではなく、たとえば、その教員が中学に赴任してから、下手でもいいから、どれだけその指導者の部(バスケ部、柔道部etc)の愛好者を増やせたかで評価すべきだという。
 「ひと握りのトップを育てることより、ズブの素人をバスケ好き、柔道好きにして、その種目を生徒が生涯続けられるように育てることのほうがどれだけ指導として大変かわからない。結果、結果…と大会結果に大騒ぎしている指導者には、『おまえの学校を柔道好きの中学生だらけにしてみろ!』と言いたい」
 ◇
  さらに、彼はこんなことも口にする――「“厳しい指導者”のことを世の中は誤解している」 彼によれば、「厳しい指導者」とは…
◎ 何があっても、体調不良の生徒には練習させない(徹底した安全指導)
◎ 何があっても、生徒を怒鳴らない(徹底した自己抑制)
◎ 何があっても、順位を気にしない(徹底したアンチ勝利主義)
 といった指導者のことだという。
  世間でよく聞く「厳しい指導者」像は、それとは対照的だ。
● 試合では少しのミスも許さない
● 試合は勝つことに意味があると考える

● 「病は気から」―多少体調が悪くても、練習に必ず参加させる

【転載終了】

ついでに私個人の経験からもう一つ追加しておきたい。
これはスポーツでも音楽でも言えることだが、優れた指導者とはたったひとつのプレーに対しても決して妥協しない指導者のことである
安全指導を徹底し、感情的な指導をせず、目先の勝利にこだわらない。しかしどんなプレーや演奏に対しても決して妥協しない。
つまりこの「妥協しない」部分は、指導者の意識、知識、指導技術の高さが最も問われる部分でもある。
妥協しないという意識は子供たちの能力を引き出す上で非常に大切な要素なのである。

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