12/03/2010

学校教育の現場ー先生編1

先生という仕事についてどの程度皆さんがおわかりなのか、その辺がわからないので簡単に説明しておきます。


  • 出勤時間は8:00とか8:10までという学校がほとんどのようです。でもギリギリに出勤する人はいないので7:50から8時までには出勤する人がほとんどです。週番と交通当番が入るとさらに早く出勤しなければなりません。
  • 朝はそのままクラスに行くか、または簡単な打ち合わせ後にクラスに行きます。クラスに行ったら出席や健康状況を確認したり、朝自習、朝の学活を行います。
  • 8:30前後から授業となります。中学校の場合は教科担任制なので複数学年の授業を担当します。空き時間もありますが、担任であればその時間は生活ノートの確認、点検、コメント書きを行ったり、提出書類や自分が任されている校務の文書作成を行います。
  • お昼は自分のクラスに戻って昼食。副担任は昼食室で食べたり、担任不在のクラスに出向いて一緒に昼食を食べます。
  • 昼休み、職員室で休憩したり、あるいは校内の巡視活動を行ったりします。学校によっては昼休み中担任が教室にいる場合もあるようです。
  • 授業終了後に清掃活動、や帰りの短学活を行います。
  • 放課後は部活動となり、夏場であれば19:00終了、冬場は18:00終了ぐらいが多いのかもしれません。
  • 部活終了後は事務処理をする先生もいれば、そのまま帰宅する先生もいます。部活を直接指導する必要がない先生は17:00の定時退勤も可能です。
大体は上記のような一日となります。

上記以外には、学期末に通知表を作成したり、年度末には指導要録を作成します。また、担当している校務について行事の実施案を作成しなければなりません。

担任を受け持ち、部活動の正顧問をしていれば、通知表や指導要録、その他実施案の作成などは19:00以降にしかできないのがわかると思います。その時間から事務処理をすれば、おそらく21:00ぐらい迄はかかってしまうので、家庭を持つ教師は仕事を自宅に持ち帰らないとできません。

あってはならないことですが、通知表や指導要録などを車上荒らしで盗まれ、マスコミで報道されることがあります。それは彼らが仕事を自宅に持ち帰らざるを得ない状況にあるからです。ただし、指導要録は禁帯出の書類なのでそもそも校外への持ち出しは禁止の書類です。

小学校教師は部活動がありません(特設の部活動を除く)ので、児童が帰宅後は時間的に余裕がありそうですが、小学校教師は全教科を教えなければならないので翌日の授業の準備が必要になってきます。

上記が学校の先生の標準的な1日となります。

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