8/10/2012

実技教科に評定はいらない(と思う)

夏休み、中学生たちは所属している各部活動に勤しんでおります。

子供たちの笑顔を見ながら考えたこと、「実技教科に評定は本当に必要なのだろうか?」

実技教科は保健体育、技術家庭科、美術、音楽だと思いますが、これらすべて評価項目を設定して評定を出します。そしてそれが高校入試の調査書や指導要録(学校にたぶん30年保存の記録)に記載されます。
結局、実技教科は入試のために評定を出しているだけに過ぎないのではないだろうか?と感じるわけであります。

例えば音楽、歌ったり、楽器を演奏したり、曲を鑑賞したりしますが、生徒たちはそれぞれ得意不得意があるし、学校の教科書に記載されているものだけが音楽ではないのです。
歌わせれば音程は外れるし、笛を吹けば最後まで演奏できない。でもある分野の音楽については涙を流すほど感動してしまうが、言葉や文字でうまく表現できないから周囲には伝わらない。おそらくそれらは教師の物差しでは測定できないものがほとんどなのです。

それに、実際の話、中学校の音楽の成績が「5」よりもカラオケで90点取るほうが社会においては高評価だと思うのです(笑)

芸術領域は生涯の趣味となるケースが多いし、技術家庭は生活に密着している。保健体育は生活にも密接な関連があり、尚且つ命に直結していますよね。
だったら学校教育の小さな物差しで評価評定をつけるより、「生きていく上での有益な知識と実践」を重点的に教え、将来子供たちが「あの時学校で習ったことが本当に役に立った」と思える機会を増やしてあげられるような、中身の濃い教科にしてあげられたらと思うのですが、皆さんどうでしょうか?

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