6/07/2012

教育実習

大学生が教員の免許を取得するために実習がありますが、それが教育実習。

だいたい期間は3週間ほどのようですが、大学生の皆さんはほとんどの方が楽しい思いをされて学校に復帰するようです。
ま、稀に苦労して帰る人もいるとは思いますが(^^)

実習について思いつくままに・・・

まず実習生を受け入れる学校サイドとしては、実習生を受け入れるということが大変な負担となります。
大学で指導案の書き方等しっかり教わってくればいいのですが、ほぼ白紙の状態で実習を行う場合がほとんど。教える方とすれば結構しんどいというか、部活動終了後の少ない時間出指導しなければならないので大変なのです。
せめて指導案の書き方ぐらいは大学で事前に勉強してきてほしいし、大学の先生方もきちんと指導してほしいものです。

しかし生徒たちは実は大喜びです。
つまり生徒たちにとっては本当の先生ではなく、大学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんが遊びに来たぐらいの感覚なのです。
だから年齢が近い分気軽に話しかけるし、特に日頃生徒指導上問題がある子たちが安らぎを求めて接近していく傾向が強いのです。
そういう子たちにとっては、ある意味「癒し」なのでしょう。

そうこうしている内に緊張感と楽しさがある実習期間が過ぎ去っていくわけですが、その楽しい経験=教員というわけではありませんので注意しましょう。
すなわちお互いに嫌な思いをせずに終了するのが実習期間であり、いざ正教員となるとそんなに甘い世界ではないのです。

生徒が一番触れてほしくない部分に触れて指導しなければならないのです。
お互いに感情的になったり、生徒から敬遠されることだって度々あります。
ノイローゼになる教員もいるし、最悪命を絶ってしまう人もいるのです。

安定志向だから教員や公務員が楽でいい、と思っている方も多いようですが、いざ実際に修羅場を経験してみるとそんなに楽な仕事ではありません。

おそらく現場に入ったら、大学で学んだことは殆ど役立たないと思うことが多いでしょうし、自分で悩み苦しみながら指導法を確立していくしかないのです。

教師は楽しいけど、とても大変な仕事なのです。

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